JDDでの“データ”を用いた合意形成術
中島:「顧客は誰か?」と聞いたら「みんなです」と返ってくるという“笑い話”は、我々が仕事をしている現場でもたびたび起こります。例えば、このようなターゲット設定が起こる場面で、必ずしも顧客起点の体験デザインへの理解が深くないメンバーとの間で、どのようにして合意を形成しているのでしょうか。
浅沼:2つあります。1つはわかりやすく「データを起点として考える」こと。データを使えば客観的に話すことができます。「ユーザーの多いところから進めましょう」というコミュニケーションも、データを起点にすれば比較的簡単に合意形成できます。