20年来の財務経理部門の課題を解決する時が来た
横田CFOとの対談を終えて(日置圭介)
約8年振りの対談となりとても楽しい時間であった。同時に、さらにパワフルになった横田さんから刺激を受けた。今回の学びを3つに絞ると、1つ目は「ITの使い方」。デジタル云々の前に、経営レベルでのIT活用が引き続き不十分であること。この状況から脱する取り組みを進める資生堂、それをカタリストとしてリードする横田さんに期待したい。
2つ目は「財務経理パーソンとしてのビジネスシナリオを有すること」だ。「新規事業をやるのだから利益率が下がっていいという投資家はいない」という言葉はその通り。ビジネスの熱さをサポートするために、その熱量を理解しながらもクールに準備ができるか、変化が常態となる時代に果たすべき役割はますます大きい。