帝人の知財活動の「3つの基本方針」
経営・事業戦略を遂行するために帝人の知財戦略では、①知財ポートフォリオマネジメント、②知財ミックス、③知財インテリジェンスを行っている。
現状と望ましい姿を知財によって考えるのが「知財ポートフォリオマネジメント」だ。事業のコンピテンシーとなりうるコア技術を中心に戦略的に取得した知的財産を、競合他社の市場参入を阻止して競争優位性を確保し、強固な知財ポートフォリオを構築する。経営・事業戦略と研究開発戦略、知財戦略は三位一体の戦略として立てることが重要だとされているが、そのためには、知財部は経営戦略や事業戦略、開発戦略をしっかり理解した上で、各事業部とよく相談をしながら計画を立てていくことが極めて重要だと、内山氏は話す。