すべての意思決定は「3つの椅子」の前で
岩嵜:パートナーの方々とミッションを共有できていること、そこで発生しているストレッチがイノベーションを生んでいることがよくわかりました。水口さんご自身が様々な困難にぶつかることもあると思いますが、そのような時に大切にしていることはありますか。
水口:ハワード・シュルツの言葉の中にヒントにしているものがあります。これは社外の方にも比較的知られている話ですが、役員室に2つの椅子が置いてあります。「意思決定を行う際には、そのうち1つに従業員=パートナーが、もう1つにはお客様が座っていることを想像しましょう」というもので、それでも胸を張って正しい意思決定をしたと言えるかを常に自分に問いなさいと彼は言っています。