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新しい資本主義、新しい経営

すべての意思決定は“3つの椅子”の前で──スターバックス水口CEOと語る、ビジネスと社会貢献の両立

ゲスト:スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社 代表取締役最高経営責任者(CEO) 水口貴文(みなぐち・たかふみ)氏

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創業者から受け継ぐ、ビジネスと社会貢献の両立

水口貴文
スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社 代表取締役最高経営責任者(CEO)水口貴文氏

岩嵜:過去に出演されたテレビ番組で、「Starbucks Our Mission and Values[1]」から、最後の文章を引用されていました。私は特に「lens of humanity」というところがすごくいいなと思いましたし、それが「performance」と同居しているところにも共感しました。

“We are performance driven, through the lens of humanity.”

水口:私もすごく好きな言葉です。この会社の実質的な創業者はハワード・シュルツですが、彼はもともと利益と社会的良心を両立する会社を作りたいと思ってスターバックスを創業しました。というのも、彼のお父様はトラック運転手だったのですが、ある冬の日に氷の上で足を滑らせ、骨折したことが原因で解雇されてしまいます。「この社会、この会社では父親の威厳・尊厳が守られていない」と感じたシュルツが、そうではない会社を作りたいと思って立ち上げたのがスターバックスです。だから、ただ利益のために経営をするのではなく、事業を通じて社会に貢献していく考えがもともとありました。

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鈴木 陸夫(スズキ アツオ)

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