Stripeは、フィンテック企業へインターネット向け経済インフラのプラットフォームを構築する支援を加速すると発表した。
取り組みの例として、次世代型金融アプリを提供するRevolutは新規市場への進出を、海外送金サービスを提供するWiseは認証代行機能を導入。独モバイルバンクN26は、支払い方法の拡充を目的としてStripe製品を利用し、事業を拡大しているという。
具体的には、RevolutはStripeを利用して、英国および欧州での決済をサポートし、新たな市場への拡大を加速させると発表。まもなくメキシコ、ブラジルを始めとする新たな市場でも事業を開始予定だという。Stripeのインフラと国際的なリーチを活用することで、新規市場に参入し、現地顧客のニーズに合ったシームレスな支払い体験を提供できるようになるとしている。
Wiseは、Stripeが提供するDelegated Authentication(認証代行機能)を利用することで、顧客がWiseアプリから離脱することなく、デバイスの生体認証機能を利用して支払い認証することを実現。同機能は、欧州圏における支払い率を向上するための取り組みで、これによりユーザー企業の顧客は銀行アプリに遷移したり、ワンタイムパスコードを入力したりすることなく、チェックアウトフローの中で支払いを認証し、SCAに準拠した取引ができるようになるという。
N26は、地域の規制を遵守しながら新規顧客をスムーズに獲得するため、Stripeを採用。この採用により、6週間の開発期間でクレジットカード、デビットカード、デジタルウォレットなど、複数の支払い方法を顧客に提供。すべてを銀行アプリに直接組み込むことができたとしている。