新規事業創出が活性化する仕組みづくり
──新規事業創出を加速させていくためには、社内でのメッセージ発信や教育も大切ですよね。
野中:そもそも、なぜ新規事業を考える必要があるのか、「新規事業開発に取り組む」とはどういうことなのかを、社員一人ひとりに理解してもらう必要があると思います。航空事業以外の新たな事業の柱を、という会社としての目標こそありますが、何よりも「会社のリソースを使って、新しいことにチャレンジできる」というのが、新規事業開発に身を投じる楽しさだと私は思っています。挑戦した経験や、そこで得た成果は自分のキャリアにもなります。社内への発信は、こうしたチャレンジ精神を焚きつけるための取り組みともいえるでしょう。