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Biz/Zineセミナーレポート

デザイナーとバンカーによる、足し算と引き算の顧客体験設計──みんなの銀行がユーザーに刺さる理由とは?

登壇者:株式会社みんなの銀行 取締役頭取 永吉健一氏

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顧客体験設計を継続的にアップデートする

 最後に紹介したのは実際のサービス開発・改善のプロセス。ここでは「ダブルダイヤモンド」と呼ばれるフレームワークを採用している。プロダクト/ユニットごとに4つのアクション(①発見、②定義、③展開、④実現)を繰り返し実践することで、サービスを開発・改善するというものだ。

サービス開発・改善プロセスの基本サイクル
永吉氏の講演資料より
クリックすると拡大します

①発見「調査・データから顧客を理解する」

 SNS、コンタクトセンター、メールなどさまざまなチャネルから集まる声を収集し、グルーピングし、優先順位づけをする。月に10万件ほど集まる声を「どれが大きいのか」「どれが継続して届くのか」といった観点で整理。それをもとに毎月実施するユーザーインタビューによる定性調査、アプリの利用状況などのデータを掛け合わせ、顧客の課題やニーズを理解するところからスタートする。

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鈴木 陸夫(スズキ アツオ)

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