メガバンクとスタートアップの連携、デットとエクイティの使い分け
朝倉:かなり熱を帯びた議論も交わしましたね。シニフィアンもまたスタートアップですから、みずほ銀行のような大企業と協業するために、互いに異なる部分をどう擦り合わせるかが肝であり、自分たちもまさにオープンイノベーションを実践しました。
大櫃:今回、朝倉さんが序文を書かれた『Zero to IPO』(翔泳社)でも船のたとえが出てきますよね。軍艦が止まるのに5キロの距離が必要だけれど、モーターボートは急旋回できる。大企業として動くみずほキャピタルのスピード感と、新しい情報を得ながら臨機応変に考え方を変えていくシニフィアンのお三方のスピード感とのギャップから多くを学びました。