人事施策が「動機は善で、結果は悪」にならないように
曽和:私は「動機は善で、結果は悪」というのが一番良くないと思うんです。人を辞めさせたくないという動機は善でも、辞めさせないために引っ張りすぎて、全社的に停滞が起き、最終的には外科手術的なリストラをしなくてはならないとなれば、大変な悪を生み出していることになります。リクルートのやっていることは、リストラなんかしなくても良い状態を作るということなんです。
後藤:分かります。先ほど、世の中にいる人を採用しているだけだから、他社でもできるとおっしゃいました。それは真実でもありますが、前提が違うという気もするんです。