電通デジタルは、社員全員でのオープンイノベーションを目指し、「ChatGPT」をはじめとしたAIツールを使用できるAPIアカウントを全社員に付与したと発表した。
これまでコピーや広告文の素案の作成など、エバンジェリストが中心となって使用していたOpenAIのAPIを、全社員が業務に活用できる環境を整え推進することで、業務効率化や、AI技術を活用した効果的なソリューション提案力の全社的な底上げを目指すとしている。
なお、同社ではChatGPTと最新の社内データベースが連動する独自の機能を開発しており、より正確で質問者の意図に則した回答を得られるようカスタマイズしているという。これにより、全社員による容易かつ効率的な利用を可能にしていると述べている。
また、社内では効果的な使い方などのナレッジを社員全員で共有するプラットフォームの整備や、AI活用に関する社内グランプリ開催など、AIへの知見や理解を深めながら、AIを全員が活用できる環境の構築と文化の醸成も推進。加えて、電通グループでは、AI利用ガイドラインを制定し、全社員は事前に精読の上、ガイドラインに沿ったAIの利用を徹底しているという。