DXとはソフトウェアビジネスに適した企業への変革であり、プロダクト発想への転換である
──倉貫さんの新刊『人が増えても速くならない ~変化を抱擁せよ~』(技術評論社)は、事業会社の経営者やマネージャーがアンラーンしてソフトウェアエンジニアの考え方に寄り添うことを助けるものですよね。
倉貫:昔に比べると、エンジニアは経営側の考え方を理解しようとしている人が増えているんですよ。現実のビジネスを知って、そこで必要とされているものをデジタル化するのが仕事ですから、エンジニアがデジタルの世界に閉じこもっていては良い仕事ができないんです。