Terra Drone(以下、テラドローン)と三井海洋開発は、海洋プラットフォームであるFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)向けの検査ドローンの技術開発に関する覚書を締結した。
構造物の高所や閉鎖空間における人力での検査作業は、労働安全環境上の懸念事項であり、大規模な海洋プラットフォームにおける検査の長期化とともに、業界全体の共通課題となっているという。そこで、三井海洋開発が有するFPSOの設計・操業に関する知見と、テラドローンが有するTerra UT Drone(非破壊検査向けの超音波探傷機能を搭載したドローン)を用いた検査技術の開発・サービス提供における実績のシナジーにより、海洋石油・ガス業界全体の共通課題の解決を目指すとしている。
今後、検査作業における安全性の向上・省人化・効率化を実現するドローン技術の実用化を通じ、両社は環境、経済、社会的な観点からサステナブルな海洋プラットフォームの操業に貢献するという。