2026年4月21日、東急は人的資本経営のさらなる推進を目的とした「人材マネジメントポリシー」を策定したと発表した。これは、2024年度を始期とする中期3か年経営計画において、人材を連結経営の根幹と位置づけてきた流れを踏まえたものである。
新たに策定された本ポリシーは、東急が人材マネジメントで何を重視するのかを明文化したものであり、同社のまちづくりを通じて得られる価値を再投資し、永続的な事業循環を目指す長期循環型ビジネスモデルとも密接に連動している。
本ポリシーでは、従業員の個の力の最大化と企業価値の最大化を両立するため、4つの柱を掲げている。
1つ目は、リスペクトと信頼を基盤として、先入観や上下関係にとらわれず、多様な連携から新たな価値を創出すること。部門間、チーム間、個人間など横断的な連携を促進し、組織全体で新しい価値創造を目指す。
2つ目は、変化への前向きな姿勢を重視し、変化を受け入れ力に変える人材の増加を目指す。新たな価値創造に挑む仲間と共に成長できる環境づくりを推進する。
3つ目は、長期的な視点での人材投資である。従業員が自分自身や新たな仲間の可能性を広げる機会を創出し、能力を最大限発揮できる場を用意する。
4つ目は、従業員の幸福の追求とお客さまの幸福の実現のため、まず従業員の幸福を土台とし、その価値がお客さまに還元されることを重視する内容となっている。
東急は、このポリシーに基づき戦略的に人材マネジメントを実行し、グループとして「美しい生活環境を創造し、調和ある社会と一人ひとりの幸せを追求する」という存在理念の実現を目指す。地域コングロマリット企業として、多岐にわたる事業を展開しつつ、エリア価値及び利益拡大を図る考えである。
今後、策定した人材マネジメントポリシーに従い、従業員の成長や多様性を支える環境整備をより一層進めることで、企業としての持続的な成長と地域社会への貢献を強化していく方針を示している。
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