EYストラテジー・アンド・コンサルティング(以下、EYSC)は、千葉県印西市と2023年度にこども家庭庁が推進し始めた「こどもデータ連携実証事業」に参画し、デジタル社会の実現に向けた実証事業を開始している。
同実証事業では、デジタルやデータ、AIなどを活用し、支援が必要な子どもや家庭に対して声掛けやプッシュ型支援を届けることにより「子どもが健やかに育ち 安心して子育てできるまち」の実現を目指すという。
印西市はこれまでに、「いんざい子育てプラン 第2期印西市子ども・子育て支援事業計画」を策定。これらの目標実現のために地域社会の中の地域住民や行政機関、民間の団体・関係機関などとの連携・協力体制を構築しながら、様々な施策を実施しているという。今回のデジタルやデータを活用する取り組みでは、SNSなども活用することで行政と市民の接点を増やし、円滑な支援の提供や得られる情報を拡充することが可能に。これまで把握できていなかった潜在的に困っている子どもや家庭への予防的な訪問指導、行政サービス支援などにつなげることができるとしている。
また、EYSCは、オーストラリアなど海外での実証事業の経験や、デジタル庁におけるこども情報連携実証事業の調査研究業務、こども家庭庁におけるこどもデータ連携ガイドライン策定調査研究業務の経験などを有している。それらの知見と、海外で実証されたデータ分析ソリューションである「こども見守りAIプラットフォーム Child Protection Intelligence Platform」、調査研究のノウハウなどを活用し、印西市と協力して国内での実証事業を進めるという。