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二項対立を超え、未来を構想する

資本主義の課題を克服する「贈与経済2.0」──贈与の評価とポータビリティを担保する仕組みの設計とは?

【第3回】ゲスト:慶應義塾大学 文学部 教授 荒谷大輔氏

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トレードオフの関係にある2つの「自由と社会契約」

樫田光
デジタル庁 Head of Unit, Fact & Data 樫田光氏

樫田:前著である『資本主義に出口はあるか』(講談社現代新書)は、ロックとルソーの自由観の違いの確認から、新しい社会のあり方へと議論を進められていました。そこを少し解説いただけますか。

荒谷:そうですね。ロックやアダム・スミスは、個人がそれぞれに考えて活動することを「自由」と捉え、そうした個々の活動が競争状態に入ることで、社会全体の方向性が自然と決まっていくと考えていました。しかし、これでは弱者の意見が反映されづらく、人気のあるものや強いものが常に優先される社会になります。その結果、特定の人にとっては「自由」が阻害される事態を招きます。

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雨宮 進(アメミヤ ススム)

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