ゾクセイマーケティングを可能にする「ゾクセイテーブル」の革新性
──本連載の第一回[1]で、WESTERのOne to Oneマーケティングにはギックスが提唱する「ゾクセイマーケティング」が大きな影響を与えていると伺いました。リアルタイムリコメンド基盤にもゾクセイマーケティングのアプローチが採用されているのでしょうか。
花谷:そうです。おっしゃる通り、ゾクセイマーケティングとは、ギックスが提唱する「行動を軸にした顧客理解によるマーケティング」です。性別、年代、居住地などの静的な情報ではなく、購買頻度や来店頻度といった行動をベースにした動的な情報をもとに顧客を分析し、その結果をマーケティングの施策立案などに反映する手法を指します。