TOPPANホールディングスは、ちとせグループの統括会社CHITOSE BIO EVOLUTION(以下、ちとせグループ)と、化石資源に代わると期待される藻類などの生物資源やバイオテクノロジーを活用し、循環型の経済活動を行うバイオエコノミーの実現向けて資本業務提携を締結した。
同提携により、ちとせグループが有する動物細胞株の工業的利用に関する技術・知見を活かし、TOPPANグループの3D細胞培養技術「invivoid」の社会実装を加速させるという。これらを融合することで、医療・食糧分野における動植物細胞を用いた研究開発を促進し、幅広い症例に適応可能な個別化医療技術の実現や安価な細胞性食品製造の実現を目指す。
また、TOPPANグループは、ちとせグループが主導する藻類基点のサステナブルな新産業を構築する「MATSURI」プロジェクトにも参画。同提携により藻類由来のバイオプラスチックの開発・生産プロセスを同プロジェクト参画企業とも共創し、藻類由来かつリサイクル可能なパッケージの開発を目指すとしている。
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