データから物事の原因と結果の関係を見える化し、意思決定を支援する因果分析AIソリューション「causal analysis(コーザル アナリシス)」を提供するhootfolio(フートフォリオ)は、本年1月1日に事業を開始した。
同社は、日本電気(以下、NEC)の事業イノベーションプロセスを経て、NECからカーブアウト。これにあたり、企業の新事業創出を支援するBIRD INITIATIVEの協力を得ているという。
causal analysisとは、NECの研究開発から生まれたソリューションで、AIにより物事の因果関係の探索を自動化し、顧客の意思決定のスピードを向上するもの。2020年にNECでの事業開始以降、マーケティングや人事領域など、人の心理を可視化し効果的な施策につなげる用途で利用されてきたが、今回のカーブアウトを通じ、さらなる事業成長と顧客の課題解決への貢献を加速するという。
hootfolioは、causal analysisを製品開発・顧客リレーション強化・人材管理・経営管理・公共政策など、幅広い分野に提供。また、迅速な事業拡大に向けて、外部資金調達による製品と技術のさらなる強化、パートナー連携などを積極的に進めていくという。加えて、2030年までにIPOを目指すとともに、将来的には米国への事業進出も見据えていると同社は述べている。
会社概要
- 名称:株式会社hootfolio
- 代表:笠原健太氏
- 所在地:東京都港区芝5丁目32−12 シャーメゾンステージ田町
- 設立:2024年8月
- 事業内容:因果分析AIソリューション「causal analysis」の提供およびデータ活用支援事業
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