東京建物は、「T-LOGI仙台(仮称)」が着工したと発表した。
同物件は、敷地面積約1万8400㎡(約5,570坪)、延床面積約4万2300㎡(約1万2800坪)のマルチテナント型物流施設であり、東京建物の環境配慮型物流施設「T-LOGI」シリーズとしては東北エリアにおける初の物件となる。
![T-LOGI仙台 外観イメージ[画像クリックで拡大]](http://bz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/11316/1.jpg)
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仙台市内のほか、首都圏への長距離配送にも対応する利便性の高い立地
同物件は仙台東部道路および三陸道「仙台港北」ICから約2.6kmに位置し、東北道や常磐道などを経由することで東北地方、さらには首都圏への長距離配送拠点として活用が可能。加えて、仙台駅まで約13.6km(車で約28分)と、仙台市内への配送拠点としても優れた立地だという。
最小1,700坪の各区画に荷物用EV・垂直用搬送機を設置
同物件は、仙台市内の大規模物流施設としては希少な4層スロープ型の物流施設だという。倉庫床の最小区画面積は約1,700坪となっており、各分割区画に荷物用EV、垂直用搬送機を1台ずつ設置することで、テナント企業の効率的な縦搬送を実現。また、男女それぞれのトイレを各階および3・4階の倉庫内に設置するほか、2階にはテナントワーカーの憩いの場となるラウンジを整備することで、テナント企業の快適な就業環境の実現および人材確保に貢献するという。
環境配慮の取り組み
同物件では、他のT-LOGIシリーズと同様に、屋上に設置した太陽光パネルにより発電された電力を商用電力と併せて施設内で自家消費する予定である。また、同物件内で消費しきれない余剰電力については、仙台市内で東京建物が所有するオフィスビルに送電することにより、再生可能エネルギーを活用するという。同物件はこうした自家発電・自家消費の仕組みなどにより、環境に配慮した施設の証である「BELS」最高ランクである「ZEB」認証を取得予定だとしている。
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「T-LOGI仙台」位置図
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「T-LOGI仙台」施設概要
- 竣工:2026年6月(予定)
- 所在地:宮城県仙台市宮城野区中野字掃沼27番1他(地番)
-
交通:
- 仙台東部道路、三陸道「仙台港北」IC約2.6km
- JR仙石線「多賀城」駅 徒歩約22分
- 敷地面積:約1万8420.89㎡(約5,570坪)
- 延床面積:約4万2269.71㎡(約12,800坪)(予定)
- 規模:4層スロープ型(1/2F片側バース)
- 設計・施工:安藤・間
- 構造:S造
- 耐震区分:耐震
- プラットフォーム:1階 高床式1.0m
- 梁下有効天井高:各階5.5m
- 柱スパン:10.4m(W)×10.3m(D)
- 床荷重:2.0t/㎡(1階)、1.5t/㎡(2・3・4階)
- ドッグレベラー:6基
- 垂直搬送機:6基
- 荷物用EV:6基(積載荷重3.5t)※幅3,000mm×奥行4,000mm×高さ3,200mm
- バース数:33台
- 普通駐車場:117台 ※一部小型車専用、軽専用を含む
- トラック待機場所:6台 ※一部車両サイズの制限有
- アメニティ:2階休憩室設置
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