SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

問題解決に効く「行為のデザイン」とは

「行為のデザイン」の思考プロセス-人がスムーズに機能を利用できるデザインとは?

『問題解決に効く「行為のデザイン」思考法 』

  • Facebook
  • X
  • Pocket

「行為のデザイン」は観察だけに頼らない

 昨今では、消費者行動に注目しているメーカーの多くが、オブザベーション、つまり「行動観察」を取り入れるようになってきた。行動観察には、実店舗での商品購入の様子を観察するもの、被験者の商品購入の様子を担当者が別室で観察するものから、実際に購入したユーザーの家で利用シーンや方法を観察させてもらうものまで、様々な方法がある。行動観察の意義や効果を否定するわけではないが、こうした調査では、「○○さんがこういう行動をとりました」という結果しか出てこない。「きっと○○さんはこういう行動をとるだろう」「それはこんな理由からだろう」という想像はしないので、画期的な商品が生まれにくい。

 「行為のデザイン」は、行為に着目していることから誤解されやすいのだが、行動観察とは別の手法である。観察法ではなく発想法で、極端に言えば行動観察をしなくてもいいのだ。体験と豊かな想像力を駆使することで、行動観察に時間をかけずに、「起こり得る状況」を考えていく。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
問題解決に効く「行為のデザイン」とは連載記事一覧
この記事の著者

村田 智明(ムラタ チアキ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング