アスタミューゼは、脱炭素・低炭素社会の実現に向けて、企業が技術・用途・市場を横断的に俯瞰できる新レポート「脱炭素・低炭素技術40領域 俯瞰レポート 2025」を発刊した。
同レポートでは、40の主要技術領域を「CO2の排出抑制」と「CO2の回収・固定化・利用」に二分し、前者をさらに 「化石燃料使用の代替」「エネルギーの高効率利用」の2群で整理。そして主要な技術の2030年/2050年における社会実装度を推定し、GHG削減ポテンシャルを定量・時系列で提示している。
この40領域は、2022年6月に特許庁が公表した「グリーン・トランスフォーメーション技術区分表」を、おおむね包含できる形で定義。企業の新規事業戦略・技術ポートフォリオ・脱炭素ロードマップ構築を支援する“羅針盤”となる。
図1:脱炭素・低炭素技術40領域
レポートの概要
- 対象領域:脱炭素・低炭素技術40領域(図1参照)
-
主な分析項目:
- 技術概要
- マイルストーン技術の設定と社会実装時期推定
- GHG削減率の推定
- GHG削減ポテンシャルの定量化
- GHG削減ポテンシャルとは
GHG削減ポテンシャルは、当該領域の技術で何トン(CO2換算)のGHGを削減できるか、の推定値。現状のGHG排出量に削減率と社会実装率を乗じて求めた(図2)。
図2:GHG削減ポテンシャル算出のイメージ
提供価値
- 技術ポートフォリオおよび投資・協業先の優先順位づけ
- 脱炭素ロードマップ・新規事業テーマ設計への活用
- サプライチェーン・Scope 1/2/3を含む脱炭素戦略の視座強化
- 新規事業・M&A候補の探索
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