あえて“お祭り”にしない。全社を巻き込む意識変革
プログラムを単発のイベントで終わらせず、全社的なムーブメントとして推進するには、社内の「冷めた層」や「ブロックする層」の意識をどう変えるかが問われる。
森久氏は、自身を「低温体質なタイプ」と称し、一部の熱狂的な社員や変わり者だけが盛り上がっている“お祭り”のような状態をあえて抑制しているという。周囲が冷めた目で見ていると、いざ事業部と連携しようとしたときに「勝手にやっているのだから自分たちは関係ない」と協力が得られず、全員が不幸になるからだ。そこで、言語化しづらい「はしゃぎ方のレベル」を慎重にコントロールしつつ、起案者が新規事業立ち上げの過程で「もがいて苦しんでいる姿」を意図的に発信している。
