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競争優位性を構築する組織カルチャー変革

積水化学工業 平井氏に聞く、グローバルで勝つ組織の共通言語「CQ」と現場発のリーダー育成システム

ゲスト:積水化学工業 平井素子氏

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研修から仲間づくりへ。次世代リーダーの横のつながり

宮森:現在、育成の取り組みは3年目に入っており、講座は年8回実施されていますね。この取り組みによって、組織にどのような成果や変化が生まれていると感じますか。

平井:様々な国でマネジメントをしている拠点長たちがコホート(集団)で参加し、「アメリカではうまくいったけれど、オランダではダメだった」といった赤裸々な情報交換が活発化しました。これにより、個人の経験にとどまらず、カンパニー全体の知恵として蓄積されるようになったのは大きな成果です。また、帰国や異動後も身につけたCQを継続して活用してくれています。

宮森:参加者同士の横のつながりが、組織のカルチャー変革の基盤になりつつあるのですね。

平井:はい。確実に今後の積水化学のリーダーになっていく人たちが横のつながりを活かし、会社を一緒に作り上げていく仲間になっています。さらに、本社主導ではなく、グローバルビジネスに直面している現場であるカンパニーが自主的に導入したこの取り組みが、他のカンパニーの人事にも良い影響を与え始めました。今後はカンパニー単位からコーポレート全体へ、そして管理職全体へも対象を広げていく予定です。

違いを認めて共創する。多様性時代の共通言語「CQ」

宮森:この3年間で、平井さんご自身にも大きな変化があったのではないでしょうか。

平井:私自身、異文化に対して「人間は皆同じだから違いを無視する(最小化)」という段階にいつも止まっていたことに気づかされました。文化や個性の違いを「そこにあるものとして認める」というCQの考え方は、まさに多様性の受容そのものです。より多様性を受容できるカルチャーを作っていくために、自分自身のマインドセットをアップデートする準備をさせていただいたと感じています。

宮森:平井さんにとって、CQとはどのような存在ですか。

平井:「みんな一緒」ではなく、違いを認めて生かすこと。それは新しいものを共創していくために不可欠なものです。海外赴任者だけでなく、日常の仕事の中で多様な人とビジネスを成功させるために、絶対に欠かせないスタンスだと確信しています。世代間ギャップや多様性を活かしたマネジメントが求められる今、みんながCQを知っている状態を作れば、それが次世代の組織マネジメントの共通言語になります。今後もCQの浸透を図り、積水化学の新しいカルチャーを創り上げていきたいですね。

アイディール・リーダーズ株式会社 CCO(Chief Culture Officer) 宮森千嘉子氏
アイディール・リーダーズ株式会社 CCO(Chief Culture Officer) 宮森千嘉子氏

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この記事の著者

梶川 元貴(Biz/Zine編集部)(カジカワ ゲンキ)

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