2026年4月23日、Beyondgeは、業界特化型AIソリューションの共創組織「Beyond AI Industry Base」を2026年5月1日より始動すると発表した。本組織は、大企業が抱える産業構造に根ざした課題と、AIスタートアップの先端技術を結び、業界特化型のソリューションを共同で開発・実装する「基盤」として機能する。

近年、多くの企業がAI技術の活用可能性を模索してきたが、PoCや勉強会といった「実験段階」は終わりつつある。現在はAIを実業に組み込み、収益化し、業界特有の課題を解決する実装フェーズに移行しつつある。しかし、汎用的なAIツールは増加した一方で、現場の産業構造に適した、本質的なソリューションは依然不足している。Beyond AI Industry Baseは、このギャップを埋めることを目的とする。
Beyondgeは、大企業が有する産業知見や顧客基盤と、AIスタートアップの技術力・開発スピードを融合させる。単なる仲介ではなく、企業課題をAIで解決可能な形に翻訳し、最適な技術を評価・共同設計する役割を担う。これまでにもM&A業務の効率化を目的としたAIプラットフォーム「DealFlow」などを自社開発し、AIによる事業変革を推進してきた。
Beyond AI Industry Baseでは以下の4つのAIソリューションが既に稼働している。
1. Xynapse AI for Enterprise:ホロラボと共同開発。スマートグラスとコンテキストAIを用い、現場作業者の知見データを収集・分析し経営に生かす。製造業・建設業などで導入されている。
2. Humanoid X:Senxeed Roboticsとの事業提携による、ヒューマノイドロボットの社会実装支援。構造的人手不足に対応し、物流・サービス業などでPoCから運用まで一貫して支援。
3. AntAI:AIエージェント専門企業AntAIと共同で、業界特化型AIエージェントやマイクロAIエージェントの開発・導入を進めている。
4. DealFlow:M&A買い手業務の効率化を目的としたBPaaSプラットフォーム。案件管理、事務代行、情報要約・リスク抽出などを行う。
Beyondgeは、AIを一般的なツール提供にとどめるのではなく、各産業が自らの力としてAIを使いこなせる共通基盤の構築を目指す。今後は大企業・事業会社やAIスタートアップを幅広くパートナーとして募集し、本格的なAI駆動の産業変革を共創していく方針である。
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