オリックス宮内氏が斬る。大企業の「官僚化」が成長を阻む壁
米倉:さて、そうした大企業のあり方についてですが、オリックスのシニア・チェアマンである宮内さんは非常に懐疑的な立場を取られていますよね。「大企業はダメだ」と。現在の日本の経済社会が抱える構造的な課題について、ご意見をお聞かせください。
宮内義彦氏(以下、宮内):オリックスも初めは一か八かのベンチャービジネスからスタートしました。そうした中で私自身、早い時期からサンフランシスコの助けも借りてベンチャーキャピタルを作り、数多くの起業家を見てきました。昔は志があってもバックグラウンドがない若者が多かったのですが、最近は極めてバックグラウンドのしっかりした優秀な若者がベンチャーを志すようになり、数も圧倒的に増えました。これは全体として見れば素晴らしい傾向です。しかし一方で、彼らが経済の40%を担うまでに育つかというと、果たしてどうでしょうか。私としては、現在の日本の経済社会には成長を阻む大きな壁が潜んでいると思っています。
会員登録無料すると、続きをお読みいただけます
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-




