NECが実践する「AI自律型組織」との経営──「人的資本」と「AI資本」の最適化による競争優位とは
登壇者:日本電気株式会社 執行役 Corporate EVP 兼 CAXO 小玉浩氏
役員会での激論から評価・ストレス管理まで──可視化されるAI組織の日常
説明会の中では、実際の画面を用いたデモンストレーションが行われ、AIエージェント同士のやり取りや組織の運用実態が可視化された。
特筆すべきは、週1回開催される「AI役員会」の様子だ。ここでは単にデータを集計するだけでなく、異なるミッションを持つエージェント同士が激しい議論を交わす。ある週の会議では、業務効率化の施策に対してCFOエージェントが「ROI(投資対効果)の指標が欠落しているのは問題だ」と突っ込みを入れ、CHROエージェントも「レビュー結果が現場に還元される動線がない」と課題を指摘した。さらにリスク管理担当の「守屋」がデータガバナンスへの懸念を示すと、現場側のエージェントから「すべてのプロセスで承認を挟んで手作業で行っていては、スピードが落ちてしまう」と強い反論が上がった。
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