20代の起業家が国境を越え、共感できるビジョンを構築するには?
さきほどのヤスパーのケースでは、水道水をあえて売ること、そしてペットボトルではなく紙素材のパッケージに大きなメッセージを書き込むことで、人に気づきを与え、社会課題を解決しようとしている好事例である。さて、次は女性のクリエイティブリーダーをもう一人紹介したい。彼女の名前は、シゼル・ハンセン。KAOSPILOTに在籍し「START UP GUIDE」を立ち上げた起業家だ。このプロジェクトは近年、ヨーロッパで加速傾向にある、国境を越えて起業しようとする若者を支援するためにシゼルが考えた、ガイドブックの出版ビジネスである。