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共創し学習する新しい組織論

新しい組織は「階層構造」から「共同体」になり、リーダーは「ファシリテーター」となる

共創し学習する新しい組織論:第2回

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協働する共同体(collaborative community)に必要な4つの要件

 「実践の共同体」は、主に現場の実践からの視点であったが、組織全体のデザインという観点からは、南カリフォルニア大学のポール・アドラーとラトガース大学のチャールズ・ヘクシャーの提唱する「協働する共同体(collaborative community)」の概念が参考になる。

 彼らは、人々の分業の形を大きく3つに分類している。1:旧来の階層構造による分業2:フリーランスなどの市場取引を基礎とした分業、そして、3:協働する共同体である。「階層構造による協働」は、目標に対する統制という観点からは効率的な形態であるが、欠点としてイノベーションを起こすことが難しく、役割を超えた協働が難しい。一方、「フリーランスの協働形態」は、フレキシビリティに優れ、イノベーションを生み出しやすいが、協働をリードするカリスマ的なリーダーに左右されることも多く、安定性に欠けている。この両者の良いところ(効率性に優れ、かつ、イノベーティブ)を目指した新しい形態が「協働する共同体」である。

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この記事の著者

宇田川 元一(ウダガワ モトカズ)

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