競争優位は「バリューチェーン」から「バリュージャーニー」へ
モノからコトへのシフトが不可避であるということはここまで論じてきたとおりです。ただ、コトといってもやや漠然としているので、もう少し具体的に論じていこうと思います。顧客データの取得・活用によって、最適な「ターゲット」×「タイミング」×「コンテンツ」の提供が可能になり、企業競争の焦点が「製品」から「体験」へ移ってきているというのがより正確な表現と言えましょう。
デジタルトランスフォーメーションにより、モノづくりから生活インフラへの体験型の企業変革が求められているわけですが、その際に3つのレイヤーで日本企業が実施すべきことを整理しました。