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働き方改革のための「RPA」

ロボットの進化がもたらすのは本当にディストピアなのか――デジタルが不可能なところにある“人間の真価”

働き方改革のための「RPA」第4回

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デジタル化が浸透していった先で人間が担うべき3つの“仕事”

 進化し続けるデジタル技術との組み合わせにより企業のデジタル化が浸透していく時代にあって、人間がどのような仕事を担っていくべきなのだろうか。まずはRPAの導入検討する際に人間が担うべき仕事を再定義することが重要である。

人間が担うべき役割

 人間が担うべき仕事として無くならないものの1つが「高度なスペシャリスト」としての仕事だ。例えば、経理や人事、法務といった業務の中での意思決定機能である。2つめは、企画、構想していかなければならない「クリエイティブな事業推進者」としての仕事で、提案型の営業や顧客のニーズを取り入れた商品企画も同様である。そして3つめがRPAやAIといった最新技術や新サービスの活用に関して、部署横断で利用を促進し、その活用へ向けた業務の標準化や見直しを行うといった新たに創出される仕事である。こうした仕事を担う人材をアビームコンサルティングでは「プロセスイノベータ」と名付けている。

プロセスイノベータを育成せよ

 プロセスイノベータは、新しい技術やサービスが出てきた時、それらを自社で活用した場合にどの程度の恩恵があるかを考える能力や知見を持っており、具体的にはどのようなプロセスにどのようなアプローチで導入していったらよいかを構想し、自社のデジタルレイバー・プラットフォームに組み込む役割を担う人材である。

 すでに先進企業各社ではプロセスイノベータの育成が広がりつつあるが、重要なことは全社的なデジタル戦略の一環の中で、プロセスイノベータという仕事を定義し、育成していくという姿勢である。デジタル戦略を実行に移すにあたっては、現場から会社を変えていくデジタル化のリーダーが不可欠であり、プロセスイノベータはまさにこの役割を担う重要な人材なのである。

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この記事の著者

安部 慶喜(アベ ヨシノブ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

安藤 奈美子(アンドウ ナミコ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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