キヤノンのエルゴノミクスデザインとデータ活用
続いて、キヤノン株式会社 総合デザインセンター 所長の石川慶文氏が、総合デザインセンターの取り組みについて紹介した。キヤノンといえばカメラのイメージだが、近年ではBtoBの比率が高まり、大型製品のデザインも多く手がけるようになってきているという。それを受けて社内には、大型の商業印刷機が置かれ、実際に印刷もできる「カスタマーエクスペリエンスセンター」、そして実際の医療機器が置かれた「社員用診療所」が整えられた。石川氏は「現場を確認しながら、次のデザイン・サービスを考えられる、デザイナーの洞察力を高めるための環境ができた」と語る。