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人事と経営のジレンマ

なぜ現場との対話を大切にする経営者は「話し言葉」を使うのか──オイシックス・ラ・大地のPMIでの実践

ゲスト:オイシックス・ラ・大地株式会社HR本部 人材企画室室長 三浦孝文氏【前編】

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名経営者が持つ、「話し言葉」と「書き言葉」の使い分け

荒金:経営層が現場とのコミュニケーションを大事にしているとのことですが、具体的にはどんなことを話されているのでしょうか。

三浦:高島が社員に向けて話すとき大事にしているのは、「何のためにこの事業があるのか」という“Why”の部分ですね。小売業には、売りに徹する商戦期があり、その期間はどうしても目先の売り上げにとらわれがちになります。そういった時期にこそ、高島は現場に顔を出す機会を増やして、“Why”の問いかけを繰り返し発しているんです。先に紹介したORDismの表彰は毎週おこなっており、必ず高島自ら表彰をおこない、一言コメントを添えています。

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