名経営者が持つ、「話し言葉」と「書き言葉」の使い分け
荒金:経営層が現場とのコミュニケーションを大事にしているとのことですが、具体的にはどんなことを話されているのでしょうか。
三浦:高島が社員に向けて話すとき大事にしているのは、「何のためにこの事業があるのか」という“Why”の部分ですね。小売業には、売りに徹する商戦期があり、その期間はどうしても目先の売り上げにとらわれがちになります。そういった時期にこそ、高島は現場に顔を出す機会を増やして、“Why”の問いかけを繰り返し発しているんです。先に紹介したORDismの表彰は毎週おこなっており、必ず高島自ら表彰をおこない、一言コメントを添えています。