自社の歴史を振り返り、本来の姿を取り戻し、未来を創る
宇田川:考えてみれば、ドコモはそもそも、固定回線事業者であったNTTの新規事業だったわけですよね。最初は自動車電話や携帯も手がけ、後に携帯電話を利用したインターネットビジネスモデルのiモード®を展開しました。こうした展開は非常に先進的であったと思います。
笹原:そうですね。携帯で何でもできるiモードは、文化づくりそのものでした。ブラウザ設定、おサイフケータイ®のような、海外にないものをたくさん創ってきましたし。個人向けの文化を創っていけるのが、ドコモという企業の本来の姿だと思うんです。iモード立ち上げの頃は、スタートアップみたいな会社でしたし。