日本で新規事業創出の活性化を目指す、エムアウトとpaizaの展望
畠山:企業内の新規事業には現状だと困難が大きいですが、日本は1960年代から70年代位まで新規事業が得意な国でした。新しく、イノベーティブなプロダクトやサービスをどんどん生み出していました。その結果、80年代がうまくいきすぎてしまい、90年代以降は、新規事業よりも既存事業を安定させる人が評価されるようになりました。最近でこそ、新規事業は注目されていますが、今では新規事業をやったことのある大企業の人はまだ多いとはいえません。でも、もうこのままではいられませんよね。エムアウトさんはどのような課題を抱いて起業家の育成に取り組まれているのでしょうか。
福岡:エムアウトも、創業者の田口が「日本は新規事業やスタートアップを生み出さないと潰れてしまう」という課題感を持って立ち上げた企業です。元々1,000億円規模の事業を創れと田口から言われていたので、今回paizaがIPOを目指せる事業を創って、これこそやるべきことだと感じています。エムアウトも、次なるpaizaを生み出すべく、人材獲得と事業創出に努めていきたいですね。