「スタートアップは選択と集中をすべき」の是非
松本:一方、印刷の周辺領域にあるノバセルは、最初は印刷のラクスルの一事業として始まりました。もともとお客様の販促費を預かり、チラシに印刷して配るというのが我々のビジネスでしたが、例えば駅貼りの広告など、販促予算を効率的に使うチャネルを徐々に増やしていった、そのひとつにテレビCMもありました。
もうひとつは、とある地方のコールセンターさんと話していた時に「2ヶ月で300人の人材を集めないといけないと言われて困っている。500万円ある。ラクスルさんの折込チラシをぜひ使わせてほしい」と相談を受けたこと。でも、500万円あるならテレビCMを打った方がいいのでは?と思い、そう伝えると、「え? テレビCMって500万円で打てるんですか?」と返ってきて。