なぜ社会課題が事業構想の場面で自分ごとにならないのか
深田:同じ理由で、我々のプログラムには、どこかのタイミングでメディアの取材を受けるというプロセスが組み込まれています。メディアの取材ではよく「なぜこれをやっているのか?」と聞かれますよね。「そもそもなぜあなたはこの課題に気づいたのか」「これまでの人生にどんなきっかけがあったのか?」と。
そうすると自分のナラティヴ(解釈の枠組み)が発生し、整理されることになる。自分の人生の意味にも気づく。「ああ、俺ってこれを解決するために生まれてきたのかも」とね。そうすると、何かとしんどいことの多い新規事業でも、ブレずになんとか走り抜けられるようになる。