企業活動と結びついたパーパスにするための策定プロセス
永井:LIXILが生み出す価値について理解を促し、それを共通認識としてステークホルダーや社会への価値を創造する。これは理想的なフローですよね。
瀬戸:ただし、企業である以上は、社会の役に立つことをしながらも利益をあげなければなりません。そこで、LIXILとしての事業活動をどう捉えるかを考えることにしました。LIXILには、旧トステム時代から「良い家に住むことは万人の願い、この願いを実現するために私たちは働く」という創業者の考えが浸透しています。「住は聖職である」というわけです。