アイデアは見る人によって「ゴミ」にも「宝」にもなる
1996年当時、無名の女流作家によって書かれた「ハリー・ポッター」は、12の出版社が出版を断ったそうだ。それを出版したのは、児童文学を扱って2年ほどの新進の出版社でシリーズ最初の2冊の原稿料は、わずか2000ポンド(約35万円)という安価であった。その後、「ハリー・ポッター」は大ベストセラーとなりシリーズ7冊の販売部数は4億5000万部以上となった。(※1)
国内で40万台、世界で320万台(2014年9月時点)が売れた大ヒット商品の「ノンフライヤー」。このコア技術を開発したのはオランダの中小企業で、この技術が最初に持ち込まれたブラウン社はこの技術に興味を示さず、2番目に持ち込まれたフィリップス社がこの技術を採用し「ノンフライヤー」として世に送り出したことで1000億円の売上げを実現した。(※2)