豊田通商は、ゼロボードが開発した温室効果ガス(GHG)排出量の算出・可視化サービス「zeroboard」の提供を開始した。
同サービスは、グローバル基準(GHGプロトコル)に基づいて、Scope1・2およびScope3の排出量の可視化が可能なクラウドサービス。バリューチェーン上の企業間でGHG排出量のデータを連携し、共有できるほか、利用しやすいインターフェースや低価格帯のエントリーモデルも展開するなど、中小企業にとってもカーボンニュートラルに着手する有効な手段となり得ると述べている。
豊田通商は、「再生可能エネルギー・エネルギーマネージメント」「バッテリー」「水素・代替燃料」「資源循環・3R(Rebuild、Reuse、Recycle)」「Economy Of Life(医衣食住関連領域)」の5つの注力分野で、2030年までに1.6兆円規模の投資を行うと発表している。
今後はzeroboardにより同社のScope3排出量を可視化し、目標の進捗管理を加速。また、取引先のGHG排出量を可視化しつつ、再生可能エネルギーなどのGHG排出削減ソリューションを提供することで、クライアントのカーボンニュートラル実現にワンストップで貢献していくという。