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経営変革の「思想」と「実装」

一休・榊社長の企業変革の10年──脱アンチ・ユーザーファースト行動、データサイエンスと経営者の両利き

第5回ゲスト：株式会社一休 代表取締役社長 榊淳氏【前編】

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事業会社で“仕事をする意味”を社員から教わった

株式会社一休 代表取締役社長 榊淳
株式会社一休 代表取締役社長 榊淳氏

宇田川：コンサルティングファームの現在のビジネスモデルの宿命として、契約期間の間に分かりやすい成果を出すことが求められます。一方で榊さんの場合、10年間という長い単位で支援を続けてこられたのだとも言えますね。その意義について、どう考えておられますか。

榊：僕が入ったコンサルティングのプロジェクトは1年弱の期間がありました。それはコンサルタントとしては十分な期間です。3ヶ月で組織を変えるのは厳しいですが、1年あれば明らかな変化を起こすことができます。

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