全社員のデジタル人材化を目指す「exPractice」
パーパス・カービングを出発点として、富士通ではDX時代に必須の資質を教育する「exPractice(エクスプラクティス)」という社内プログラムを推進している。習得する内容は、「デザイン思考・アジャイル開発手法・データサイエンス」だ。この3つのスキルをDXにおける「読み・書き・そろばん」のような位置づけとして捉え、必須のトレーニング研修として経営層から社員へ順に展開しているのだという。
また、既存の教育研修制度も大きく作り変え、オンデマンド型の教育プラットフォームを導入。集合教育、一斉教育ではなく、個々人に合った研修を、上司との対話を通じて個々人が自律して行う形に切り替えつつあるという。自身のパーパスを考えた上で成長のアジェンダを決め、自分自身で行動していくことを最大限に支えるためである。