三井住友銀行とAllganize Japan(以下、Allganize)は、温室効果ガス(Greenhouse Gas/以下、GHG)排出量算定におけるデータ収集を支援するソリューション 「Alli for Green」を共同で開発した。
同ソリューションは、GHG排出量算定に必要な業務であるデータ収集の効率化を実現するもの。脱炭素経営を支援するソリューションとして、三井住友銀行とAllganizeで共同して展開していくという。
具体的には、ユーザーが紙やPDFで受け取る請求書や報告書から、GHG排出量算定に必要な情報を抽出し、データ化するソリューション。Allganizeが持つ自然言語処理技術により、書類に記載されている文字の意味を理解したうえで情報抽出が行われるため、多種多様な非定型の書類であっても必要な情報を抽出できるという。
AI-OCRによる抽出ソリューションと異なり、抽出範囲を事前設定する必要はなく、簡単に精度の高い抽出を実現できる点が強みだとしている。
また、抽出したデータをGHG排出量算定ツールに連携しやすくするソリューションも共同で開発。排出量算定ツールが指定するデータアップロード用のテンプレートに自動でフォーマット変換するソリューションであり、データ整備の省力化を図ることが可能になるという。
なお、三井住友銀行でも同ソリューションの利用を検討し、SMBCグループにおけるGHG排出量の算定業務の効率化を図る予定だと述べている。