デザイナーと研究者は自ら予算や機会を獲得し存在価値を示す
岩嵜:お話を伺っていると、社内のさまざまな部署に顔を出すこともそうですが、時代時代のトレンドやニーズにも対応できていると感じます。なぜでしょうか。
谷崎:組織が継続的に活動していくのに、そうしなければ成立しなかったということではないでしょうか。デザイン組織が提供できる価値を広げるためには、社内でもさまざまな部署と関わりを持つ必要がありますし、一方では社外から知見を得ていく必要もあります。先見性があったというより、危機感があったからではないかと。