変革は急進的にではなく、地道な積み重ねで実現する
対話によって組織の断片化を乗り越え、変革を成功させている例として、宇田川氏は過去にBiz/Zineで対談したトライアルグループを挙げた。
トライアルホールディングスの亀田社長は、現場から経営層まで様々なメンバーのアイデアの中から「社会的な正義があるか」を基準にやるべきことを見出し、それを実行できる道筋を作るという役割を果たしている。現場の小さな課題から市場の変化の兆しをつかみ、形にしていくという組織能力をたゆまず構築してきた結果、同社の成功があるのだ[2]。