トランスコスモスは、サポートデスク支援ツール「Quick Support Cloud」に生成AI(ジェネレーティブAI)を活用した「Quick Support Cloud with GAI」を提供開始した。
Quick Support Cloudは、サポートデスクに入る各種問い合わせを一括管理できるシステムで、電話だけでなくメールやチャット、Webフォームなどの複数のチャネルを同時に管理可能。収集したログを分析し、問い合わせが多いものは、FAQ公開機能で利用者へ公開する。また、閲覧情報の取得により、活用頻度にあわせて最適なFAQを表示できるという。
今回提供するQuick Support Cloud with GAIは、以下の3点をこれまでのQuick Support Cloudに追加して提供。3つの機能を組み合わせることで、利用者が求めている回答を、均一な品質で提供できるとしている。
- ナレッジと学習データを投入したチャットボットによる回答:Chatbot用の学習データ作成作業をGAIが対応。1ナレッジに対し、4~5の文例作成を実施
- Voice・Voicebot・メールなどで入ってきた問い合わせを要約:要約をGAIが対応。要約したデータはQuick Support Cloud with GAIへ追加され、ナレッジ登録される
- 問い合わせが終了したログからQ&Aを作成:ログから最適なQ&Aの作成をGAIが対応。QuestionとAnswerの分離が可能
同社は今後、BPOとテクノロジーを組み合わせ、顧客企業の業務最適化を支援するという。