「リリースしてからが勝負」をビジネスの文脈で説明する
小野:まさにその話を、先日の経営会議でしたところです。システムを内製するようになったこの4年間での一番の変化は、システムをリリースしたタイミングが改善の始まりだという考え方になったことだ、という報告をしました。
それまでは、システムが納品されたら5年間は減価償却の期間。システム更改は5年後までないから、とにかく納品までが勝負だという考え方だったんですよね。でも、「ちょっとイメージしてみてください。競争相手にはスタートアップもいてみんなすごく速いサイクルで改善をしているのに、プロダクトを作ったら5年間は塩漬けにするしかないとなったら、どうですか?」と聞くと、経営陣も「それじゃ、勝てないな」と理解してくれます。それなら話は簡単で、リリースすることよりもその後からが勝負なんですよ、と。