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出光興産と双葉電子工業、国産ドローンを活用したサービスの事業化検討を開始 機体開発や人材育成など

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 出光興産と双葉電子工業は、共同で開発した国産ドローンを活用し、地域課題を解決するサービスの事業化検討を開始する。

 複数の用途に対応できる機体の開発に加え、サービスステーション(以下、SS)を起点とした設備点検、農業利用、物流配送、災害対応など、各種サービスの事業化に向けた検討を行うとともに、ドローンの操縦技術者の育成にも取り組む予定だという。

共同開発中のドローンおよび点検実証
共同開発中のドローンおよび点検実証

 検討する事業内容は以下のとおり。

機体開発
  • 用途に合わせたアタッチメントや簡易な操作システムの開発
  • 次期開発機として小型機の開発
サービス開発

 以下の分野で全国各地の様々な企業と連携し、実証実験を実施。また、下記以外の分野(観光地での空撮やSSを活用した物流など)においても、ドローンに関連する各種制度や環境の変化に応じて実証実験を実施し、サービス範囲の拡大を目指す。

  • 製造分野:出光興産の事業所内設備や寒冷地(北海道)でのソーラーパネル設備点検への活用
  • 農業分野:果樹・茶畑などの整備の高度化に向けた傾斜地での巡回生育監視および測量
  • 災害対応分野:SSを拠点とした有線給電飛行による長時間の状況監視および自治体への監視状況の同時提供
人材育成
  • 操縦技術者育成スクールの全国展開および資格取得後のサポート体制構築
  • 機体認証制度に応じたメンテナンスなど、アフターサポートの体制構築

 両社は今後、出光興産のSSネットワークおよび整備技術を有する人材と、双葉電子工業の無線通信技術を駆使したドローン開発技術を活用し、機体開発から運用、人材育成まで一気通貫したドローン事業を推進するとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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