“楽しんで学ぶ”ダイハツの文化がAI浸透を後押しする
──活動が全社化するにあたり、新たにどのような取り組みがあったのでしょうか。
太古:まず、2020年4月にAI活用の全社推進を担う組織「東京LABO」が発足し、さらに同年12月、人事部門がAIスキルの教育体系を整えて全社に展開しました。人事部の担当者とディスカッションしながらeラーニング講座を開発し、研修の体系を作ったのです。啓発講座にはじまり、基礎・初級・中級と段階的に学んで、最後はノーコードツールを使って実際にツール開発や導入事例にまでつなげるというもので、単に学ぶのではなく、実際に仕事の改善につながるような講座の設計にしたのがポイントです。