CDOは生え抜きか、外部登用か
柿崎:先ほど“現場”が大切だというお話がありましたが、日本企業では、現場の業務や“人”を知っている人でなければなかなかDXが進められないという話もよく耳にします。一方で、CDOやCIOに外部の人材を登用することで、刺激とスピード感を与えるという考えもあります。日本郵船の生え抜きとしてDXに取り組まれてきた鈴木さんは、この点をどのようにお考えでしょうか。
鈴木:どちらにせよ、「社内で味方を作ることができるか」「現場を知っているか」「外の力を使うことができるか」の3つが大切だと思います。もちろんその人に実力があることが大前提ですが。